秋田で公開討論会レポート ⑧

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石川好氏を中心とした6名のパネラーたちによるパネルディスカッションの報告もいよいよ最終回となりました。

貴重なお話がたくさんあったにもかかわらず伝えきれないことが残念ですが、秋田がかかえる問題の提起とそれに対する様々な意見は会場に集まった来場者の方々それぞれに伝わるものがあったと思います。

さて、パネルディスカッションの最後はパネラーそれぞれの活動の中からどうやったら“食べものづくりからあきたは元気になれるのか”という最終のメッセージがが出され、会のまとめとなりました。

40年もの間農業を続けてきた大西氏。

「米作りはまだ40回しかやってないから・・・」

と、農業を経験したことのない人にとっては衝撃的な言葉が出ました。回数で言ってしまえばたったの40回。しかし、秋田の気候では年に一度しか作ることのできない米作りなので、40年という月日がそこにはあるのです。年に一度しか覚えるチャンスのない米作りの作業なので、10年~20年まではみんなが毎年1年生みたいだというのです。それは季節の長さや気候が変わるため、いつも米作りのコンディションが一定ではないからだといいますが、米作りのやり方は、地域の年寄りから習いながら身につけていくのだそうです。そしてこの“分からないことを年寄りから聞く”ということも大切に引き継いできたのだといいます。“年寄りは図書館”という大西氏の言葉も印象的でした。

日本一高齢化をしている県、秋田県。今、農業先駆者たちが子は農業を継がなくてもいいと教えている現実があります。他の県では父とそれを継ぐ子どもがあえて違う農作物を手掛け、ライバルのように競い合って技術を向上してるという事例もあり、その点でも秋田は遅れをとっていることは否めないと荒樋氏が指摘しました。それを受け泉氏が、農業が衰退していき地域でとれた野菜を知らずに子どもたちが育っていくことが悲しいと意見を出すと、将来に渡って続けていく農業の大切さについてもっと真剣に考えていかなくてはいけないのではないかと気づかされました。

では、どうすれば農業離れに歯止めがかかるのかと石川氏が質問すると、大西氏からは現場から楽しい農業の姿を見せればいいのでは・・・との意見が出ました。子どもたちをもっと田んぼや畑に招待し、作物の様子を見せるなど興味を引きながら、安全な体制で農業機械に乗せてあげる体験をさせることも面白いと思ってくれるのではないかというのです。

今、私たちはまさに『お客様は神様』の時代であり、生産者の方々に感謝をしていません。おいしくて安心して食べられる農作物作りに一生懸命努力されている生産者の方々こそ感謝されるべきであるという石川さんの言葉も一生的でした。

石川氏からは

「お客様感謝セールがあるのだから、逆に生産者に感謝セールがあってもいいのではないかとの意見も出ました。いつもは割引される商品を逆に10%乗せて買い、生産者さんに還元する日があってもいいと思う。このくらいの転換が起こらないと、農業→生産物→消費者 の態勢は変わらないのかもしれない。」

そんなまとめの言葉があり、パネルディスカッションを終了しました。

秋田県はもともと食べものを作ってきた県。もっともっと元気であり続ける使命があると思うのです。

秋田で討論会レポート⑦

各地で注目されているグリーンツーリズム。

都会を離れ、現代の忙しさの中で忘れがちなありのままの自然をもう一度見つめてみるという体験が今人気だと言われています。

元々、生まれた場所が農村地だったり、地方であればそれほど珍しく思わない風景なのかもしれませんが、都市部で生まれ育っている方々にとっては、生活している空間とはまるで違っているので、新たな発見があるかもしれません。第一に、ストレスをたくさんためていると言われる現代では、自然の中を歩くだけ感じる癒しの時間は必要なことなのだと思います。

そのありのままの自然がある秋田では、その自然を地域資源とし都市部の方々を受け入れる体制を整えています。秋田県で開いている『美の国あきた・桃源郷をゆく』でもたくさんの情報が載っていますので参考にしてみてください。

パネルディスカッションの様子

さて、その秋田県でのグリーンツーリズムを推奨しているのが秋田県立大学教授の荒樋豊氏です。

秋田には今グリーンツーリズムとして都会からの方々を受け入れる体制を整えている団体が30程あると言われています。その中心となっているメンバーの95%が女性なのだそうです。女性が中心となって行うグリーンツーリズムの中では、来てくれた方々に喜んでいただけるよう工夫を凝らした地元のお料理を振る舞います。彼女たちの自慢料理は一つ一つ丁寧に説明が言い添えられ訪れるお客様を楽しませてくれるのです。逆に、彼女たちはお客様が食べたときの反応を見ながら、自分の作ったものを再確認し、さらに進化させているというのです。

儲からないけど、まずやってみよう!そう言いだして始めた女性たち。農村地帯ではだんだん人口が減り、やもすれば家族が旦那さんと奥さんの二人きりで会話もなくなっていると言われています。そんな生活の中で、お客様が時々きてくれて、あれこれ質問してくれる、そんなコミュニケーションが楽しいそうです。そしてそこからかけがえのない人間関係が築かれているようです。

荒樋氏はこのような農村の雰囲気を見ていて、これが新しい農業の形でもあるのではと思っているそうです。農業で元気に!まさにグリーンツーリズムがその役割を果たしているのです。

討論会レポート 長崎

公開討論会「食べものづくりから 長崎は元気になる」の中で、
一般の来場者の女性の方から、つぎのような質問がありました。
「自分の息子のことですが、名古屋で働いていたが実は派遣切りにあってしまった。
農業をさせたいと思って今日はこの討論会にやってきた。どうすればよいでしょうか」
「おおむら夢ふぁーむシュシュ」の社長であり、農家でもあるパネリストの山口成美さんに
「長崎県には農援隊という農業を始めたい方に支援をする制度があり、来年度も継続の予定であるはずです。
このあと県の農林部の方も会場に来られているようですから内容を尋ねてみてはいかがでしょうか」
とやさしく答えていただいた。
質問した女性の方は、ウンウンとうなづいたあと、深々とお辞儀をしながら椅子に腰かけた。

職を失った方の、再就職先として、「農業」はこれからの時代、選択肢としては
確実に「ある」と思う。
討論会1部のパネリストである近藤一海さんの出身団体「ながさき南部生産組合」では
昨年、派遣切りあった方に畑を貸し出して「農業」に再就職を促したと聞いた。

では、簡単に農業を始められるか。
NOである。

先祖代々守ってきた土地を簡単には売ってくれないし、貸してもくれない。
機械や農業資材など多額の費用がかかる。
収穫までうまくいくか、いったとしてもどのくらいで売れるかわからない。

農家に比べてサラリーマンはいかにいい職業かつくづく感じる。

最近では耕作放棄地解消のための
県や市による事業費補助や無利子の資金貸しだし制度も整備されてきた。
なんとか農業で頑張ってもらいたい。

そして、最後は私たち消費者が「旬のもので、できるだけ地元で採れたものを購入する」
ことが大事である。

公開討論会を終えて

日本の食べものづくりを考える公開討論会
「フードアクションニッポン
 ~食べものづくりから福井は元気になる~」に
ファシリテーターとして参加させていただきました。
皆さんに、どんな切り口で問いかけようか悩んだ末に
食べものづくりから福井を元気にする「前に」
どうやったら「食べものづくりを元気にできるのか?」を
考えてみたいと思い

みなさんが何に挑戦してきたのか?
これから何に挑戦しようとしているのか?
をうかがいました。
みなさんのお話から、共通して感じられたのは
「マイナスからさえもプラスを生み出す」
ポジティブさを持った楽しむことの達人である
ということです。
ものすごい苦労をさているはずなのに
前へ前へ、もっと面白く、もっと美味しくと
エネルギーに満ちあふれていました。
その背後には
自由な心の持ち方、しなやかな現実との向き合い方
があるようにも感じました。
どなたも、良い意味で「とらわれていない」。
枠を外して、自在に考えていらっしゃいました。
その自在さを支えているのは
多くの人との刺激的な結びつきであるようです。
例外なく、みなさん、人とのつながりを
とても大切にしていらっしゃいました。
明るく、面白がって、自在に、そして、人とのつながりを大切に。
そうやって、福井の食べものづくりは元気になって
福井は元気になっていくのだと、強く感じました。
ご来場いただいた約250人のみなさんに
元気のつながりが届いていますように。。。

(ファシリテーター 冨永良史)

米粉うどん

私は「食べ物づくりから福井は元気になる」にスタッフとして参加し、農業について考えるようになりました。

そこで皆さんに紹介です。

 

オバマ大統領で一躍有名になった小浜市が地場産の米粉を使った「おばま米うどん」にうどんだけに本腰を入れています。

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食料自給率向上に向けた取り組みの一環として小浜市でも農家の所得向上を図ろうと米粉の需要喚起へうどん作りを企画。

 

小麦粉で作られるめん類に比べ、米粉めんは低カロリー。

女性にはうれしいですね~

 

まだ試作品ですが、小浜市の特産品になるといいですね~

パッケージにオバマ大統領が目印です。

 

食料自給率アップに貢献する新たな食材として注目されている米粉。

福井から食料自給率がアップできるといいですね